南海キッド – 杉浦茂 

根本敬や後藤友香などで愛読している青林工藝舎から
気になる漫画が出ていたので買ってみました。
帯にも書いてあるとおり、「杉浦茂」という
1940年~1950年代に活躍した漫画家の生誕101周年ということでこのたび復刻された本です。
勿論、僕の生まれるずっと前、
親の世代でいえば鉄腕アトムよりもさらに古い時代となると「のらくろ」もそうですが、
まだ漫画文化が確立していなく過去のケーススタディもお作法もない時代!?のころでしょうか。
レッテルもクソもないので宝箱を開けるような好奇心で
タダタダ入ってくる絵や台詞の言い回しを正面から受け流す感じで読み終えました。
表紙から伺えるキャラクター像の不気味さや
ぶっちぎりでナンセンスなストーリーもこちらを参照すれば
まさに「シュールへんてこりん」という言葉に集約されるようなかんじ。
南海キッドはその幼稚さゆえになかなか感情移入できず、
パラパラ読み進めても何も頭に残らないのですが
変な達成感と腑に落ちない感情が同時に残るなんともいえない作品でした。
キャラ立てやメッセージ性、作者の心情などそれぞれがどこにベクトルが向いているのか
考えれば考えるほどカオス状態になってしまう。
そうやって他も読み漁っていくうちに彼の作風にハマってしまうのでしょうか。
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丸顔の漫画然としたキャラクターと劇画調のキャラクター、
駄洒落や掛詞を駆使した台詞回しと超現実的でサイケデリックな画風と、
相反する要素が渾然となった作品でカルト的な人気を得ている。
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wikipediaにも数々の伝説が。
・鉛筆による下書きなど行わず、いきなり白紙の原稿用紙にペンで書き込む
・赤塚不二夫、手塚治虫も多大な影響を受けた
・90歳を越えて亡くなる間際まで漫画を描き続けた
・「あんぱんマン」の先駆的な作品も多い
他にも全盛期の奇天烈漫画が復刻されまくっているので
気になる方はぜひ!







漫画史
http://manga-museum.srv7.biz/history.htm
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